暇だからPauperを語るIII
2015年11月9日 MTG_Pauperとりあえず、今回でシリーズ最終回。
今回は【拷問生活】デッキです。
その名の通り≪拷問生活≫をキーカードにしたデッキなんですが、「拷問生活」ってなんぞ?って人の為に説明を。
引用:MTGWiki 拷問生活
URL:http://mtgwiki.com/wiki/%E6%8B%B7%E5%95%8F%E7%94%9F%E6%B4%BB/Tortured_Existence
言うなれば墓地版≪適者生存≫!
なんだって?墓地に欲しいクリーチャーが居なけりゃ意味ないって?OK、奥さん。そんなあなたにはこのカードをオマケしよう!
≪臭い草のインプ≫、≪サテュロスの道探し≫、≪神々との融和≫
どうだい!≪サテュロスの道探し≫は土地をサーチしながらカードを墓地に送ることができる優れモノ!こいつで≪臭い草のインプ≫でも落ちりゃあ、”発掘”でさらに墓地肥やしさ!
≪神々の融和≫はデッキトップ5枚から好きなクリーチャーかエンチャントを1枚手札に加え、残りを墓地に置くことができる!必要なクリーチャーを探す、≪拷問生活≫を探す、墓地を肥やす、3つの仕事を同時にこなすスペシャルなカードさ!
・・・なんとなくUSAのTVショッピング風になってしまった。
とまあ要は上記のカードらで墓地肥やしと≪拷問生活≫のサーチを行い、溜まった墓地から≪適者生存≫のように、(黒)で手札のクリーチャーと交換ができるということです。
では、具体的に何を交換するか、主要なカードを挙げていきましょう。
≪グルマグのアンコウ≫(゜д゜)<墓地にカードがいっぱいあると聞いて。
まあ、墓地肥やしと相性がいいのは≪グルマグのアンコウ≫ですよね。当然回収候補No.1はアンコウさんです。”発掘”などの墓地肥やしと≪拷問生活≫で除去しても延々と出てくる5/5は正に難攻不落。
(黒)(黒),手札からクリーチャー・カードを捨てる:これを墓地から唱える。 5/5
と同義ですよ。グルマグのゾンビ魚はバケモノか!?
≪ゴルガリの茶鱗≫
墓地といえばゴルガリ、ゴルガリといえば墓地。コイツ自体は緑単色ですが、3マナ2/3という及第点なレシオを持ち、さらに発掘2も持っているため、このデッキのコンセプトと噛み合っている。しかし、採用理由はそれだけではありません。寧ろコッチが本命。
本来は発掘で手札に戻したときに誘発するボーナスなのですが、別にハンドに加わった方法が発掘でなくても良いのです。そして、ハンドに茶鱗が1枚、墓地にも1枚、するとあら不思議、途端に≪拷問生活≫のテキストが
(黒):あなたは2点のライフを得る。
に早変わり!これにはアグロも真っ青!ダメージレースで負けることはほぼ無くなるでしょう。
しかしこれだけではまだ問題があります。それは「コストに充てるクリーチャー」。
そう。≪適者生存≫でもそうですが、ただ単にクリーチャーを1対1で交換しているだけでは直接アドバンテージを得ているとは言えません。そこで組み合わせるのが”マッドネス”!!
マッドネス持ちのクリーチャーをコストにすることによって、マッドネスクリーチャーを場に出しつつ墓地からクリーチャーを回収することができるのです。これはマッドネスクリーチャーがグレイブディガー能力を持ったと同義。これはアドバンテージです!
使用される代表的なマッドネスクリーチャーは≪日を浴びるルートワラ≫、≪尊大なワーム≫。≪尊大なワーム≫は初出はアンコモンでしたが、VintageMastersにてコモン落ちしたため、Pauperで使用することが可能です。そしてマッドネスと来れば・・・?現在でも最強の熊といっても過言ではない≪野生の雑種犬≫です。これで拷問生活が無くともマッドネスデッキのような振る舞いが可能です。
このギミックを知って、BG大好きおじさんとしては「組みたい!!」と思うのでありました。でもストレージ漁っても意外と拷問生活って落ちてない・・・。しょうがないので名古屋BM行ってファイルから買いました
そして上記パーツを組み込んで、いざ対戦!(ぼっちなので他のデッキと共に1人で回す)
・・・弱くね?
初めに感じた感想がこれだった。とにかく自分が≪拷問生活≫を持ってこれるか、それに尽きる。置けたときは上記の概要通りに攻勢が止まらくて気持ちがイイ。しかし、引けないときには劣化マッドネスデッキでしかなく、いかに最強の熊≪野生の雑種犬≫であろうとも、1匹だけではビートし切れない・・・。というかそもそも相手に干渉する手段がぬ(無いの意)!除去がぬ!
まあ、概要だけ見て他の細かいパーツまで把握していなかったので、改めて拷問生活デッキのレシピを見てみた。
するとクリーチャーでもあり、除去でもあるスーパークリーチャーが入っているではないか・・・!!その名は≪墓所のネズミ≫!
拷問生活デッキでは、アンコウやワームなどのデカブツ1,2体のパワーでゴリ押すビートであり、トークンやアグロなどの面で押すビートに滅法弱いのである。しかも大抵大型クリーチャーを除去する手段をあちらは持っているので、「アンコウどやぁ!」と言ったところで、「あ、じゃアンコウを≪未達の旅≫」「(’・ω・`)」となることが多いのである。
だが!≪墓所のネズミ≫ならば、このデッキではさながら生きた≪黒の太陽の頂点≫!!しかもこちらはデカブツなので、相手だけ一方的に壊滅、という状況を作りやすいのである。これは優秀。INしよう。
あとは≪拷問生活≫を引けなくてもそこそこ戦える地力が必要だ。他の人のレシピを見ると、≪朽ちゆくヒル≫、≪ファイレクシアの憤怒鬼≫など、(Pauperでは)パワーカードを入れてデッキの地力の底上げを図っているようです。これもいいな。INしよう。でもヒル持ってない・・・
これを踏まえて纏めると、ゴルガリビート戦略をしながら、≪拷問生活≫を探し、アンコウやマッドネスからのワームなどでビートする、という「ビートできるリアニデッキ」のような戦略のデッキであると言えるのではないでしょうか。
キーパーツがほぼ固定で自由枠が少ないですが、まだまだチューンのし甲斐があるデッキだと思います。オリジンで追加された≪アンデッドの召使い≫を搭載したら、ゾンビトークン祭りで楽しかった♪
そんな感じ。
今回は【拷問生活】デッキです。
その名の通り≪拷問生活≫をキーカードにしたデッキなんですが、「拷問生活」ってなんぞ?って人の為に説明を。
Tortured Existence / 拷問生活 (黒)
エンチャント
(黒),クリーチャー・カードを1枚捨てる:あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
引用:MTGWiki 拷問生活
URL:http://mtgwiki.com/wiki/%E6%8B%B7%E5%95%8F%E7%94%9F%E6%B4%BB/Tortured_Existence
言うなれば墓地版≪適者生存≫!
なんだって?墓地に欲しいクリーチャーが居なけりゃ意味ないって?OK、奥さん。そんなあなたにはこのカードをオマケしよう!
≪臭い草のインプ≫、≪サテュロスの道探し≫、≪神々との融和≫
どうだい!≪サテュロスの道探し≫は土地をサーチしながらカードを墓地に送ることができる優れモノ!こいつで≪臭い草のインプ≫でも落ちりゃあ、”発掘”でさらに墓地肥やしさ!
≪神々の融和≫はデッキトップ5枚から好きなクリーチャーかエンチャントを1枚手札に加え、残りを墓地に置くことができる!必要なクリーチャーを探す、≪拷問生活≫を探す、墓地を肥やす、3つの仕事を同時にこなすスペシャルなカードさ!
・・・なんとなくUSAのTVショッピング風になってしまった。
とまあ要は上記のカードらで墓地肥やしと≪拷問生活≫のサーチを行い、溜まった墓地から≪適者生存≫のように、(黒)で手札のクリーチャーと交換ができるということです。
では、具体的に何を交換するか、主要なカードを挙げていきましょう。
≪グルマグのアンコウ≫(゜д゜)<墓地にカードがいっぱいあると聞いて。
まあ、墓地肥やしと相性がいいのは≪グルマグのアンコウ≫ですよね。当然回収候補No.1はアンコウさんです。”発掘”などの墓地肥やしと≪拷問生活≫で除去しても延々と出てくる5/5は正に難攻不落。
(黒)(黒),手札からクリーチャー・カードを捨てる:これを墓地から唱える。 5/5
と同義ですよ。
≪ゴルガリの茶鱗≫
墓地といえばゴルガリ、ゴルガリといえば墓地。コイツ自体は緑単色ですが、3マナ2/3という及第点なレシオを持ち、さらに発掘2も持っているため、このデッキのコンセプトと噛み合っている。しかし、採用理由はそれだけではありません。寧ろコッチが本命。
ゴルガリの茶鱗がいずれかの墓地からあなたの手札に加わったとき、あなたは2点のライフを得る。
本来は発掘で手札に戻したときに誘発するボーナスなのですが、別にハンドに加わった方法が発掘でなくても良いのです。そして、ハンドに茶鱗が1枚、墓地にも1枚、するとあら不思議、途端に≪拷問生活≫のテキストが
(黒):あなたは2点のライフを得る。
に早変わり!これにはアグロも真っ青!ダメージレースで負けることはほぼ無くなるでしょう。
しかしこれだけではまだ問題があります。それは「コストに充てるクリーチャー」。
そう。≪適者生存≫でもそうですが、ただ単にクリーチャーを1対1で交換しているだけでは直接アドバンテージを得ているとは言えません。そこで組み合わせるのが”マッドネス”!!
マッドネス持ちのクリーチャーをコストにすることによって、マッドネスクリーチャーを場に出しつつ墓地からクリーチャーを回収することができるのです。これはマッドネスクリーチャーがグレイブディガー能力を持ったと同義。これはアドバンテージです!
使用される代表的なマッドネスクリーチャーは≪日を浴びるルートワラ≫、≪尊大なワーム≫。≪尊大なワーム≫は初出はアンコモンでしたが、VintageMastersにてコモン落ちしたため、Pauperで使用することが可能です。そしてマッドネスと来れば・・・?現在でも最強の熊といっても過言ではない≪野生の雑種犬≫です。これで拷問生活が無くともマッドネスデッキのような振る舞いが可能です。
このギミックを知って、BG大好きおじさんとしては「組みたい!!」と思うのでありました。でもストレージ漁っても意外と拷問生活って落ちてない・・・。しょうがないので名古屋BM行ってファイルから買いました
そして上記パーツを組み込んで、いざ対戦!(ぼっちなので他のデッキと共に1人で回す)
・・・弱くね?
初めに感じた感想がこれだった。とにかく自分が≪拷問生活≫を持ってこれるか、それに尽きる。置けたときは上記の概要通りに攻勢が止まらくて気持ちがイイ。しかし、引けないときには劣化マッドネスデッキでしかなく、いかに最強の熊≪野生の雑種犬≫であろうとも、1匹だけではビートし切れない・・・。というかそもそも相手に干渉する手段がぬ(無いの意)!除去がぬ!
まあ、概要だけ見て他の細かいパーツまで把握していなかったので、改めて拷問生活デッキのレシピを見てみた。
するとクリーチャーでもあり、除去でもあるスーパークリーチャーが入っているではないか・・・!!その名は≪墓所のネズミ≫!
拷問生活デッキでは、アンコウやワームなどのデカブツ1,2体のパワーでゴリ押すビートであり、トークンやアグロなどの面で押すビートに滅法弱いのである。しかも大抵大型クリーチャーを除去する手段をあちらは持っているので、「アンコウどやぁ!」と言ったところで、「あ、じゃアンコウを≪未達の旅≫」「(’・ω・`)」となることが多いのである。
だが!≪墓所のネズミ≫ならば、このデッキではさながら生きた≪黒の太陽の頂点≫!!しかもこちらはデカブツなので、相手だけ一方的に壊滅、という状況を作りやすいのである。これは優秀。INしよう。
あとは≪拷問生活≫を引けなくてもそこそこ戦える地力が必要だ。他の人のレシピを見ると、≪朽ちゆくヒル≫、≪ファイレクシアの憤怒鬼≫など、(Pauperでは)パワーカードを入れてデッキの地力の底上げを図っているようです。これもいいな。INしよう。でもヒル持ってない・・・
これを踏まえて纏めると、ゴルガリビート戦略をしながら、≪拷問生活≫を探し、アンコウやマッドネスからのワームなどでビートする、という「ビートできるリアニデッキ」のような戦略のデッキであると言えるのではないでしょうか。
キーパーツがほぼ固定で自由枠が少ないですが、まだまだチューンのし甲斐があるデッキだと思います。
そんな感じ。
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