2016年1月18日 禁止制限カードリスト告知
2016年1月18日 MTG_Pauperブルームやツインの話だと思った?残念、Pauperだよ☆
公式記事より引用(URL http://mtg-jp.com/publicity/0016309/)
さて、フェアリーの大群の禁止について、私は公式が挙げている理由に疑問を感じています。
引き合いに出されているエスパー・使い魔(エスパーファミリア)は、記事にある通りの手順により≪幽霊のゆらめき≫を≪記憶の壁≫などで回収するループを作り、その過程で≪フェアリーの大群≫とバウンスランドなどの1枚で2マナ以上出る土地をアンタップすることで無限マナを生成し、最終的に≪賢者街の住人≫が居る状態で≪幽霊のゆらめき≫同様のループをするだけでLOできる、というコンボデッキです。
正直言ってファミリアは、上級者向けのコンボデッキです。しかも≪フェアリーの大群≫≪記憶の壁≫≪幽霊のゆらめき≫、青を含むバウンスランド2枚の5枚コンボです。
白と黒のファミリアのおかげでちょっとマナコストと効果が割に合わないスペルでも軽減してキャストできる強みはありますが、ちょっとパーツ揃えつつ相手の対応をするのはきついと思います。
レガシーが分かる人なら、ANTやグリセルシュートくらいにやり込みが必要です。
さらにPauperのトップメタは青単フェアリー/デルバーであり、そちらでは≪呪文詰まりのスプライト≫の頭数になるフリースペルで、手札で腐っててもサイクリング付きだから便利だね、程度のものであり、そこまで≪フェアリーの大群≫が元凶であるというのは説得力に欠けます。
もっと単純に「MOでの操作が複雑で時間切れを起こしやすいから」ぐらい言ってくれればちょっとは納得するのですが・・・。
Pauperの禁止改定は大抵コンボパーツですね・・・。雲上の座や頭蓋囲いはオーバーパワーなので残当だとしても、ぶどう弾、巣穴からの総出、時間の亀裂などなど。コンボ大好きユーザーにとってはあまり興味のないフォーマットになってしまいそうで悲しいです。
実はこれらのカード、ファミリアのフィニッシャーだったんです。ループにバウンスランド1枚が減り、≪幽霊のゆらめき≫を無限回数ループし、ストームを稼いでぶどう弾や総出!
→ぶどう弾、総出禁止→ストーム稼いで時間の亀裂で相手のパーマネント全戻し!
→雲上の座と時間の亀裂禁止
コンボデッキを潰していくPauperの禁止改定、果たして多様性を欠かせているのはどちらかな?
そんな感じ。
このフォーマットは現在色のバランスが不均衡です。最もよくプレイされる土地以外のカードを10枚見ると、9枚は青で、10枚目が《稲妻》です。この原因を調査しました。
エスパー・使い魔デッキは《陽景学院の使い魔》と《夜景学院の使い魔》を使って青呪文のコストを下げています。ここでいう青呪文には《フェアリーの大群》や《断絶》などの「フリースペル」も含まれています。バウンス・ランドと組み合わせることで、これらの「フリースペル」で効率的にマナを生成することができます。典型的な勝ち方を言うと、まず《フェアリーの大群》と《記憶の壁》を対象にして《幽霊のゆらめき》を唱え、マナを生み出しながら《幽霊のゆらめき》を再び拾います。充分なマナが生み出せたら、《幽霊のゆらめき》で《フェアリーの大群》ではなく《海門の神官》を対象にして繰り返し、《賢者街の住人》を探します。それから、《幽霊のゆらめき》で対戦相手のデッキを削りきるのです。
カードを引く能力も高いので、青以外のデッキでこのデッキを倒すことは困難です。その結果、メタゲームは均衡を失い、青が圧倒的に多くなっています。このデッキで最も問題なのは、《フェアリーの大群》だと判断されました。
色の多様性の観点から、《フェアリーの大群》をパウパーで禁止します。
公式記事より引用(URL http://mtg-jp.com/publicity/0016309/)
さて、フェアリーの大群の禁止について、私は公式が挙げている理由に疑問を感じています。
引き合いに出されているエスパー・使い魔(エスパーファミリア)は、記事にある通りの手順により≪幽霊のゆらめき≫を≪記憶の壁≫などで回収するループを作り、その過程で≪フェアリーの大群≫とバウンスランドなどの1枚で2マナ以上出る土地をアンタップすることで無限マナを生成し、最終的に≪賢者街の住人≫が居る状態で≪幽霊のゆらめき≫同様のループをするだけでLOできる、というコンボデッキです。
正直言ってファミリアは、上級者向けのコンボデッキです。しかも≪フェアリーの大群≫≪記憶の壁≫≪幽霊のゆらめき≫、青を含むバウンスランド2枚の5枚コンボです。
白と黒のファミリアのおかげでちょっとマナコストと効果が割に合わないスペルでも軽減してキャストできる強みはありますが、ちょっとパーツ揃えつつ相手の対応をするのはきついと思います。
レガシーが分かる人なら、ANTやグリセルシュートくらいにやり込みが必要です。
さらにPauperのトップメタは青単フェアリー/デルバーであり、そちらでは≪呪文詰まりのスプライト≫の頭数になるフリースペルで、手札で腐っててもサイクリング付きだから便利だね、程度のものであり、そこまで≪フェアリーの大群≫が元凶であるというのは説得力に欠けます。
もっと単純に「MOでの操作が複雑で時間切れを起こしやすいから」ぐらい言ってくれればちょっとは納得するのですが・・・。
Pauperの禁止改定は大抵コンボパーツですね・・・。雲上の座や頭蓋囲いはオーバーパワーなので残当だとしても、ぶどう弾、巣穴からの総出、時間の亀裂などなど。コンボ大好きユーザーにとってはあまり興味のないフォーマットになってしまいそうで悲しいです。
実はこれらのカード、ファミリアのフィニッシャーだったんです。ループにバウンスランド1枚が減り、≪幽霊のゆらめき≫を無限回数ループし、ストームを稼いでぶどう弾や総出!
→ぶどう弾、総出禁止→ストーム稼いで時間の亀裂で相手のパーマネント全戻し!
→雲上の座と時間の亀裂禁止
コンボデッキを潰していくPauperの禁止改定、果たして多様性を欠かせているのはどちらかな?
そんな感じ。
暇だからPauperを語るIII
2015年11月9日 MTG_Pauperとりあえず、今回でシリーズ最終回。
今回は【拷問生活】デッキです。
その名の通り≪拷問生活≫をキーカードにしたデッキなんですが、「拷問生活」ってなんぞ?って人の為に説明を。
引用:MTGWiki 拷問生活
URL:http://mtgwiki.com/wiki/%E6%8B%B7%E5%95%8F%E7%94%9F%E6%B4%BB/Tortured_Existence
言うなれば墓地版≪適者生存≫!
なんだって?墓地に欲しいクリーチャーが居なけりゃ意味ないって?OK、奥さん。そんなあなたにはこのカードをオマケしよう!
≪臭い草のインプ≫、≪サテュロスの道探し≫、≪神々との融和≫
どうだい!≪サテュロスの道探し≫は土地をサーチしながらカードを墓地に送ることができる優れモノ!こいつで≪臭い草のインプ≫でも落ちりゃあ、”発掘”でさらに墓地肥やしさ!
≪神々の融和≫はデッキトップ5枚から好きなクリーチャーかエンチャントを1枚手札に加え、残りを墓地に置くことができる!必要なクリーチャーを探す、≪拷問生活≫を探す、墓地を肥やす、3つの仕事を同時にこなすスペシャルなカードさ!
・・・なんとなくUSAのTVショッピング風になってしまった。
とまあ要は上記のカードらで墓地肥やしと≪拷問生活≫のサーチを行い、溜まった墓地から≪適者生存≫のように、(黒)で手札のクリーチャーと交換ができるということです。
では、具体的に何を交換するか、主要なカードを挙げていきましょう。
≪グルマグのアンコウ≫(゜д゜)<墓地にカードがいっぱいあると聞いて。
まあ、墓地肥やしと相性がいいのは≪グルマグのアンコウ≫ですよね。当然回収候補No.1はアンコウさんです。”発掘”などの墓地肥やしと≪拷問生活≫で除去しても延々と出てくる5/5は正に難攻不落。
(黒)(黒),手札からクリーチャー・カードを捨てる:これを墓地から唱える。 5/5
と同義ですよ。グルマグのゾンビ魚はバケモノか!?
≪ゴルガリの茶鱗≫
墓地といえばゴルガリ、ゴルガリといえば墓地。コイツ自体は緑単色ですが、3マナ2/3という及第点なレシオを持ち、さらに発掘2も持っているため、このデッキのコンセプトと噛み合っている。しかし、採用理由はそれだけではありません。寧ろコッチが本命。
本来は発掘で手札に戻したときに誘発するボーナスなのですが、別にハンドに加わった方法が発掘でなくても良いのです。そして、ハンドに茶鱗が1枚、墓地にも1枚、するとあら不思議、途端に≪拷問生活≫のテキストが
(黒):あなたは2点のライフを得る。
に早変わり!これにはアグロも真っ青!ダメージレースで負けることはほぼ無くなるでしょう。
しかしこれだけではまだ問題があります。それは「コストに充てるクリーチャー」。
そう。≪適者生存≫でもそうですが、ただ単にクリーチャーを1対1で交換しているだけでは直接アドバンテージを得ているとは言えません。そこで組み合わせるのが”マッドネス”!!
マッドネス持ちのクリーチャーをコストにすることによって、マッドネスクリーチャーを場に出しつつ墓地からクリーチャーを回収することができるのです。これはマッドネスクリーチャーがグレイブディガー能力を持ったと同義。これはアドバンテージです!
使用される代表的なマッドネスクリーチャーは≪日を浴びるルートワラ≫、≪尊大なワーム≫。≪尊大なワーム≫は初出はアンコモンでしたが、VintageMastersにてコモン落ちしたため、Pauperで使用することが可能です。そしてマッドネスと来れば・・・?現在でも最強の熊といっても過言ではない≪野生の雑種犬≫です。これで拷問生活が無くともマッドネスデッキのような振る舞いが可能です。
このギミックを知って、BG大好きおじさんとしては「組みたい!!」と思うのでありました。でもストレージ漁っても意外と拷問生活って落ちてない・・・。しょうがないので名古屋BM行ってファイルから買いました
そして上記パーツを組み込んで、いざ対戦!(ぼっちなので他のデッキと共に1人で回す)
・・・弱くね?
初めに感じた感想がこれだった。とにかく自分が≪拷問生活≫を持ってこれるか、それに尽きる。置けたときは上記の概要通りに攻勢が止まらくて気持ちがイイ。しかし、引けないときには劣化マッドネスデッキでしかなく、いかに最強の熊≪野生の雑種犬≫であろうとも、1匹だけではビートし切れない・・・。というかそもそも相手に干渉する手段がぬ(無いの意)!除去がぬ!
まあ、概要だけ見て他の細かいパーツまで把握していなかったので、改めて拷問生活デッキのレシピを見てみた。
するとクリーチャーでもあり、除去でもあるスーパークリーチャーが入っているではないか・・・!!その名は≪墓所のネズミ≫!
拷問生活デッキでは、アンコウやワームなどのデカブツ1,2体のパワーでゴリ押すビートであり、トークンやアグロなどの面で押すビートに滅法弱いのである。しかも大抵大型クリーチャーを除去する手段をあちらは持っているので、「アンコウどやぁ!」と言ったところで、「あ、じゃアンコウを≪未達の旅≫」「(’・ω・`)」となることが多いのである。
だが!≪墓所のネズミ≫ならば、このデッキではさながら生きた≪黒の太陽の頂点≫!!しかもこちらはデカブツなので、相手だけ一方的に壊滅、という状況を作りやすいのである。これは優秀。INしよう。
あとは≪拷問生活≫を引けなくてもそこそこ戦える地力が必要だ。他の人のレシピを見ると、≪朽ちゆくヒル≫、≪ファイレクシアの憤怒鬼≫など、(Pauperでは)パワーカードを入れてデッキの地力の底上げを図っているようです。これもいいな。INしよう。でもヒル持ってない・・・
これを踏まえて纏めると、ゴルガリビート戦略をしながら、≪拷問生活≫を探し、アンコウやマッドネスからのワームなどでビートする、という「ビートできるリアニデッキ」のような戦略のデッキであると言えるのではないでしょうか。
キーパーツがほぼ固定で自由枠が少ないですが、まだまだチューンのし甲斐があるデッキだと思います。オリジンで追加された≪アンデッドの召使い≫を搭載したら、ゾンビトークン祭りで楽しかった♪
そんな感じ。
今回は【拷問生活】デッキです。
その名の通り≪拷問生活≫をキーカードにしたデッキなんですが、「拷問生活」ってなんぞ?って人の為に説明を。
Tortured Existence / 拷問生活 (黒)
エンチャント
(黒),クリーチャー・カードを1枚捨てる:あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
引用:MTGWiki 拷問生活
URL:http://mtgwiki.com/wiki/%E6%8B%B7%E5%95%8F%E7%94%9F%E6%B4%BB/Tortured_Existence
言うなれば墓地版≪適者生存≫!
なんだって?墓地に欲しいクリーチャーが居なけりゃ意味ないって?OK、奥さん。そんなあなたにはこのカードをオマケしよう!
≪臭い草のインプ≫、≪サテュロスの道探し≫、≪神々との融和≫
どうだい!≪サテュロスの道探し≫は土地をサーチしながらカードを墓地に送ることができる優れモノ!こいつで≪臭い草のインプ≫でも落ちりゃあ、”発掘”でさらに墓地肥やしさ!
≪神々の融和≫はデッキトップ5枚から好きなクリーチャーかエンチャントを1枚手札に加え、残りを墓地に置くことができる!必要なクリーチャーを探す、≪拷問生活≫を探す、墓地を肥やす、3つの仕事を同時にこなすスペシャルなカードさ!
・・・なんとなくUSAのTVショッピング風になってしまった。
とまあ要は上記のカードらで墓地肥やしと≪拷問生活≫のサーチを行い、溜まった墓地から≪適者生存≫のように、(黒)で手札のクリーチャーと交換ができるということです。
では、具体的に何を交換するか、主要なカードを挙げていきましょう。
≪グルマグのアンコウ≫(゜д゜)<墓地にカードがいっぱいあると聞いて。
まあ、墓地肥やしと相性がいいのは≪グルマグのアンコウ≫ですよね。当然回収候補No.1はアンコウさんです。”発掘”などの墓地肥やしと≪拷問生活≫で除去しても延々と出てくる5/5は正に難攻不落。
(黒)(黒),手札からクリーチャー・カードを捨てる:これを墓地から唱える。 5/5
と同義ですよ。
≪ゴルガリの茶鱗≫
墓地といえばゴルガリ、ゴルガリといえば墓地。コイツ自体は緑単色ですが、3マナ2/3という及第点なレシオを持ち、さらに発掘2も持っているため、このデッキのコンセプトと噛み合っている。しかし、採用理由はそれだけではありません。寧ろコッチが本命。
ゴルガリの茶鱗がいずれかの墓地からあなたの手札に加わったとき、あなたは2点のライフを得る。
本来は発掘で手札に戻したときに誘発するボーナスなのですが、別にハンドに加わった方法が発掘でなくても良いのです。そして、ハンドに茶鱗が1枚、墓地にも1枚、するとあら不思議、途端に≪拷問生活≫のテキストが
(黒):あなたは2点のライフを得る。
に早変わり!これにはアグロも真っ青!ダメージレースで負けることはほぼ無くなるでしょう。
しかしこれだけではまだ問題があります。それは「コストに充てるクリーチャー」。
そう。≪適者生存≫でもそうですが、ただ単にクリーチャーを1対1で交換しているだけでは直接アドバンテージを得ているとは言えません。そこで組み合わせるのが”マッドネス”!!
マッドネス持ちのクリーチャーをコストにすることによって、マッドネスクリーチャーを場に出しつつ墓地からクリーチャーを回収することができるのです。これはマッドネスクリーチャーがグレイブディガー能力を持ったと同義。これはアドバンテージです!
使用される代表的なマッドネスクリーチャーは≪日を浴びるルートワラ≫、≪尊大なワーム≫。≪尊大なワーム≫は初出はアンコモンでしたが、VintageMastersにてコモン落ちしたため、Pauperで使用することが可能です。そしてマッドネスと来れば・・・?現在でも最強の熊といっても過言ではない≪野生の雑種犬≫です。これで拷問生活が無くともマッドネスデッキのような振る舞いが可能です。
このギミックを知って、BG大好きおじさんとしては「組みたい!!」と思うのでありました。でもストレージ漁っても意外と拷問生活って落ちてない・・・。しょうがないので名古屋BM行ってファイルから買いました
そして上記パーツを組み込んで、いざ対戦!(ぼっちなので他のデッキと共に1人で回す)
・・・弱くね?
初めに感じた感想がこれだった。とにかく自分が≪拷問生活≫を持ってこれるか、それに尽きる。置けたときは上記の概要通りに攻勢が止まらくて気持ちがイイ。しかし、引けないときには劣化マッドネスデッキでしかなく、いかに最強の熊≪野生の雑種犬≫であろうとも、1匹だけではビートし切れない・・・。というかそもそも相手に干渉する手段がぬ(無いの意)!除去がぬ!
まあ、概要だけ見て他の細かいパーツまで把握していなかったので、改めて拷問生活デッキのレシピを見てみた。
するとクリーチャーでもあり、除去でもあるスーパークリーチャーが入っているではないか・・・!!その名は≪墓所のネズミ≫!
拷問生活デッキでは、アンコウやワームなどのデカブツ1,2体のパワーでゴリ押すビートであり、トークンやアグロなどの面で押すビートに滅法弱いのである。しかも大抵大型クリーチャーを除去する手段をあちらは持っているので、「アンコウどやぁ!」と言ったところで、「あ、じゃアンコウを≪未達の旅≫」「(’・ω・`)」となることが多いのである。
だが!≪墓所のネズミ≫ならば、このデッキではさながら生きた≪黒の太陽の頂点≫!!しかもこちらはデカブツなので、相手だけ一方的に壊滅、という状況を作りやすいのである。これは優秀。INしよう。
あとは≪拷問生活≫を引けなくてもそこそこ戦える地力が必要だ。他の人のレシピを見ると、≪朽ちゆくヒル≫、≪ファイレクシアの憤怒鬼≫など、(Pauperでは)パワーカードを入れてデッキの地力の底上げを図っているようです。これもいいな。INしよう。でもヒル持ってない・・・
これを踏まえて纏めると、ゴルガリビート戦略をしながら、≪拷問生活≫を探し、アンコウやマッドネスからのワームなどでビートする、という「ビートできるリアニデッキ」のような戦略のデッキであると言えるのではないでしょうか。
キーパーツがほぼ固定で自由枠が少ないですが、まだまだチューンのし甲斐があるデッキだと思います。
そんな感じ。
暇だからPauperを語るII
2015年11月8日 MTG_Pauper関係ない話ですが、11月6~7日と入院しておりました。低カリウム血症だそうで。
話を戻して、Pauperお気に入りデッキの2つ目はボロスキティ(タッチ黒)。
【ボロスキティ(タッチ黒)】
MO上でキティ氏がPauperで組み上げたことによって命名されたボロスキティ。他にはカルドーサボロスとも呼ばれたりします。
デッキの特徴としては、≪きらめく鷹≫、≪コーの空漁師≫で≪予言のプリズム≫や≪胆液の水源≫のCIP能力を使い回すことで、これらのクリーチャーのデメリットをメリットに変換することです。また、土地にも≪古えの居住地≫や≪大焼炉≫もあるため、金属術を達成した1マナ4点の≪感電破≫やアーティファクトを生贄に捧げることで3体もの1/1ゴブリントークンを展開する≪カルドーサの再誕≫と、アーティファクトシナジーもあります。また、Pauperの特性上、多色デッキはあっても多色スペルは少ないために相対的に強力な≪ギルドパクトの守護者≫をフィニッシャーに据えたり、さらなるアドバンテージのために、≪戦隊の鷹≫+装備品(≪骨断ちの矛槍≫や≪シルヴォクの生命杖≫)で展開力と金属術に貢献するなど、細かな点でチューンできる可能性に満ちたデッキです。
副題にもある、タッチ黒とは、最新セット「戦乱のゼンディカー」で登場したコモン土地サイクルの黒≪亡骸のぬかるみ≫が登場し、さらに改良が加えられたバージョンです。
言うなればマルドゥキティ。その前からも、予言のプリズムやタップインゲインランドによって3色目をタッチし、ジェスカイ型(≪熟考漂い≫や≪イゼットの時術師≫、サイドボードのカウンター呪文)やマルドゥ型(≪グルマグのアンコウ≫や黒確定除去)の形を取ることもありましたが、≪亡骸のぬかるみ≫のおかげでマルドゥにする理由の方が大きくなりました(これは個人的な意見です)。
なんたって、2マナ2/3という厄介な≪コーの空漁師≫を除去したと思ったら、これを置かれてデッキトップに戻され、≪胆液の水源≫でドローされ、再キャスト。空漁師によってぬかるみをバウンスし、次の除去の牽制となる。空漁師に頼らずとも、バウンスランドによる回収も可能。さらに黒といえばアンコウ!アンコウのシングルシンボルも相まって、カルドーサの再誕や火力で肥えた墓地からアンコウ出現!しかもこれも≪亡骸のぬかるみ≫で回収できるとありゃあ、地上も空も完全制圧!トリッキーなビートが好きな方は回してみるとハマると思います。これがマルドゥか・・・
どちらかというとビートコントロールという感じですが、Tier.1の青単デルバーでは飛行戦力に負けず、火力で盤面やライフを有利にできます。なんたって≪炎の稲妻≫のFBが偉い。一般的なレシピでは土地22枚と多めな構成であるため、6マナまで伸びれば、6マナ4点(分割)が打てるのです。デルバーに対処するために序盤に撃ったコレを終盤はライフの詰めにも使える。FBって便利!スナカスとオリジンジェイスはタヒね!
また、マルドゥなどには限りませんが、タルキールにて、俗に言う「隠れ家サイクル」がコモン落ちしたも同然のカードサイクルが登場したことで、多色の安定化とライフの延命をこなせる多色をやる利点も生まれました。さらに旧ラヴニカのバウンスランドがあれば、立ち上がりが遅くなるものの、多色の安定と隠れ家土地の再利用が可能です。バウンスランドには旧ゼンディカーにもあるようなコモンのタップインだがボーナス付きの単色土地を使いまわすなどの小技も含まれているんですね。
話を戻しますと、タルキールでマルドゥカラーの良いコモンがあまりないためマルドゥ3色のカードが採用されることは無さそうですが、黒関連の強力なコモンカードも候補に挙がることがうれしい。(グルマグのアンコウ、チェイナーの布告、強迫、終止など)
特に優秀なシングルシンボルの確定除去は、ボロスカラーでは未達の旅による追放と火力による破壊しかなかったため、非常に助かります。
金属術を目指してもよし、地上を固めて制空権を握るもよし。ボードコントロールが好きな私はうまく決まると楽しくてしょうがないです♪
以上、そんな感じ。
話を戻して、Pauperお気に入りデッキの2つ目はボロスキティ(タッチ黒)。
【ボロスキティ(タッチ黒)】
MO上でキティ氏がPauperで組み上げたことによって命名されたボロスキティ。他にはカルドーサボロスとも呼ばれたりします。
デッキの特徴としては、≪きらめく鷹≫、≪コーの空漁師≫で≪予言のプリズム≫や≪胆液の水源≫のCIP能力を使い回すことで、これらのクリーチャーのデメリットをメリットに変換することです。また、土地にも≪古えの居住地≫や≪大焼炉≫もあるため、金属術を達成した1マナ4点の≪感電破≫やアーティファクトを生贄に捧げることで3体もの1/1ゴブリントークンを展開する≪カルドーサの再誕≫と、アーティファクトシナジーもあります。また、Pauperの特性上、多色デッキはあっても多色スペルは少ないために相対的に強力な≪ギルドパクトの守護者≫をフィニッシャーに据えたり、さらなるアドバンテージのために、≪戦隊の鷹≫+装備品(≪骨断ちの矛槍≫や≪シルヴォクの生命杖≫)で展開力と金属術に貢献するなど、細かな点でチューンできる可能性に満ちたデッキです。
副題にもある、タッチ黒とは、最新セット「戦乱のゼンディカー」で登場したコモン土地サイクルの黒≪亡骸のぬかるみ≫が登場し、さらに改良が加えられたバージョンです。
言うなればマルドゥキティ。その前からも、予言のプリズムやタップインゲインランドによって3色目をタッチし、ジェスカイ型(≪熟考漂い≫や≪イゼットの時術師≫、サイドボードのカウンター呪文)やマルドゥ型(≪グルマグのアンコウ≫や黒確定除去)の形を取ることもありましたが、≪亡骸のぬかるみ≫のおかげでマルドゥにする理由の方が大きくなりました(これは個人的な意見です)。
なんたって、2マナ2/3という厄介な≪コーの空漁師≫を除去したと思ったら、これを置かれてデッキトップに戻され、≪胆液の水源≫でドローされ、再キャスト。空漁師によってぬかるみをバウンスし、次の除去の牽制となる。空漁師に頼らずとも、バウンスランドによる回収も可能。さらに黒といえばアンコウ!アンコウのシングルシンボルも相まって、カルドーサの再誕や火力で肥えた墓地からアンコウ出現!しかもこれも≪亡骸のぬかるみ≫で回収できるとありゃあ、地上も空も完全制圧!トリッキーなビートが好きな方は回してみるとハマると思います。
どちらかというとビートコントロールという感じですが、Tier.1の青単デルバーでは飛行戦力に負けず、火力で盤面やライフを有利にできます。なんたって≪炎の稲妻≫のFBが偉い。一般的なレシピでは土地22枚と多めな構成であるため、6マナまで伸びれば、6マナ4点(分割)が打てるのです。デルバーに対処するために序盤に撃ったコレを終盤はライフの詰めにも使える。FBって便利!スナカスとオリジンジェイスはタヒね!
また、マルドゥなどには限りませんが、タルキールにて、俗に言う「隠れ家サイクル」がコモン落ちしたも同然のカードサイクルが登場したことで、多色の安定化とライフの延命をこなせる多色をやる利点も生まれました。さらに旧ラヴニカのバウンスランドがあれば、立ち上がりが遅くなるものの、多色の安定と隠れ家土地の再利用が可能です。バウンスランドには旧ゼンディカーにもあるようなコモンのタップインだがボーナス付きの単色土地を使いまわすなどの小技も含まれているんですね。
話を戻しますと、タルキールでマルドゥカラーの良いコモンがあまりないためマルドゥ3色のカードが採用されることは無さそうですが、黒関連の強力なコモンカードも候補に挙がることがうれしい。(グルマグのアンコウ、チェイナーの布告、強迫、終止など)
特に優秀なシングルシンボルの確定除去は、ボロスカラーでは未達の旅による追放と火力による破壊しかなかったため、非常に助かります。
金属術を目指してもよし、地上を固めて制空権を握るもよし。ボードコントロールが好きな私はうまく決まると楽しくてしょうがないです♪
以上、そんな感じ。
暇だからPauperについて語る
2015年11月5日 MTG_PauperPauperいいよね。札束ゲーのスタンモダンレガシーよりも遥かに安いのに良いデッキがたくさんある。
お気に入りはアイキャンディ(ウィーゼロックス)、ボロスキティ(タッチ黒)、拷問生活。
ま、MOやってないからリアルPauperぼっちだけどな!!
【アイキャンディ(ウィーゼロックス)】
≪小柄な竜装者≫と軽量ドローによるクロックパーミッションの発想から生まれたデッキ。
アイキャンディと名乗っているのは、既に≪小柄な竜装者≫がデッキに入っていないから(^^;AffinityがRobotsって言われるのと同じ感じやな
今は専ら≪窯の悪鬼≫と≪ニヴィックスのサイクロプス≫。1度の修正値が+3/±0と上昇率が段違いなのが理由。あと、大抵は軽量ドロー系のスペルの割合が多くなることからデルバーを追加のクロックとして入りることがあります。
そこそこ歴史のあるデッキですが、タルキールブロックに振り回されたデッキでもあります。
まずは覇王譚で手に入れた≪宝船の巡航≫。これにより、デルバーを抜いて低速化させ、≪稲妻≫、≪炎の稲妻≫、≪炎の斬りつけ≫による火力除去、≪熟考漂い≫、≪宝船の巡航≫によるハンドアドバンテージを取るURコントロールになりました。最後は≪窯の悪鬼≫や≪ニヴィックスのサイクロプス≫、5マナでキャストした≪熟考漂い≫でビート、≪稲妻≫や≪炎の稲妻≫フラッシュバックによってライフを削るプランが取られました。
次の運命再編では、すっかりワンショットキルとしてお馴染みの≪ティムールの激闘≫が手に入りました。今までは同じ役割を≪突撃のストロボ≫で行っていたのですが、ソーサリーなので相手の場がガラ空きか、ストロボの対象にしたクリーチャーがブロックされないようにするなどの工夫が必要でした。ですが、≪ティムールの激闘≫だとどうでしょう。まずこれを唱えたことで悪鬼やサイクロプスはパワーが4となり、獰猛が達成できてトランプるまで付いてしまうではありませんか。サイクロプスの場合は事前に何かスペルと唱えないと攻撃できませんが、そこはコンセプト上問題ありません。これにより、覇王譚で現れたコントロール型と、従来の速攻ワンショット型の二極化が始まりました。
が、ついにコントロール型は終焉を迎えることになります。
≪宝船の巡航≫、Pauperフォーマットで禁止。
ワイの20枚以上の巡航、どうしてくれんねん!!!
まぁ、モダン、レガシーと同様に、UR系を一強にしてしまった≪宝船の巡航≫が禁止なら、Pauperでも禁止もやむなし。実際、Pauperでも≪宝船の巡航≫はアイキャンディ以外でも猛威を振るっていましたからね。
こうして紆余曲折を経て、アイキャンディは従来通りの速攻ワンショット型に落ち着きました。≪ティムールの激闘≫があるから得た物はまだ大きいです。
僕が使用しているアイキャンディは、デルバーの代わりに≪神出鬼没の呪拳士≫を採用しています。これのメリットは
・デルバーは変身が不安定であり、変身前のタフ1は脆弱。また、≪思案≫で悪鬼を3番目にしてインスタント・ソーサリーを積み込むなんて本末転倒。それをやりたきゃ青系クロパをやりなされ。
・2マナ1/3というそこそこのボディでサイクロプスと一緒に序盤の壁となってくれる。
・激闘コンボが決まるまでの間、パーツを探すための≪思案≫≪定業≫を撃つだけで2/3アンブロのアタッカーに変身。さらに唱えれば唱えるほど打点も上がる。極端に言えば、5枚目以降の悪鬼と見てもいい。
・上記のアンブロアタックと火力呪文で、激闘コンボに要求されるインスタント・ソーサリー呪文の数が少なく済む。
他2種はまた後日うんちく垂れる予定。
そんな感じ。
お気に入りはアイキャンディ(ウィーゼロックス)、ボロスキティ(タッチ黒)、拷問生活。
ま、MOやってないからリアルPauperぼっちだけどな!!
【アイキャンディ(ウィーゼロックス)】
≪小柄な竜装者≫と軽量ドローによるクロックパーミッションの発想から生まれたデッキ。
アイキャンディと名乗っているのは、既に≪小柄な竜装者≫がデッキに入っていないから(^^;
今は専ら≪窯の悪鬼≫と≪ニヴィックスのサイクロプス≫。1度の修正値が+3/±0と上昇率が段違いなのが理由。あと、大抵は軽量ドロー系のスペルの割合が多くなることからデルバーを追加のクロックとして入りることがあります。
そこそこ歴史のあるデッキですが、タルキールブロックに振り回されたデッキでもあります。
まずは覇王譚で手に入れた≪宝船の巡航≫。これにより、デルバーを抜いて低速化させ、≪稲妻≫、≪炎の稲妻≫、≪炎の斬りつけ≫による火力除去、≪熟考漂い≫、≪宝船の巡航≫によるハンドアドバンテージを取るURコントロールになりました。最後は≪窯の悪鬼≫や≪ニヴィックスのサイクロプス≫、5マナでキャストした≪熟考漂い≫でビート、≪稲妻≫や≪炎の稲妻≫フラッシュバックによってライフを削るプランが取られました。
次の運命再編では、すっかりワンショットキルとしてお馴染みの≪ティムールの激闘≫が手に入りました。今までは同じ役割を≪突撃のストロボ≫で行っていたのですが、ソーサリーなので相手の場がガラ空きか、ストロボの対象にしたクリーチャーがブロックされないようにするなどの工夫が必要でした。ですが、≪ティムールの激闘≫だとどうでしょう。まずこれを唱えたことで悪鬼やサイクロプスはパワーが4となり、獰猛が達成できてトランプるまで付いてしまうではありませんか。サイクロプスの場合は事前に何かスペルと唱えないと攻撃できませんが、そこはコンセプト上問題ありません。これにより、覇王譚で現れたコントロール型と、従来の速攻ワンショット型の二極化が始まりました。
が、ついにコントロール型は終焉を迎えることになります。
≪宝船の巡航≫、Pauperフォーマットで禁止。
まぁ、モダン、レガシーと同様に、UR系を一強にしてしまった≪宝船の巡航≫が禁止なら、Pauperでも禁止もやむなし。実際、Pauperでも≪宝船の巡航≫はアイキャンディ以外でも猛威を振るっていましたからね。
こうして紆余曲折を経て、アイキャンディは従来通りの速攻ワンショット型に落ち着きました。≪ティムールの激闘≫があるから得た物はまだ大きいです。
僕が使用しているアイキャンディは、デルバーの代わりに≪神出鬼没の呪拳士≫を採用しています。これのメリットは
・デルバーは変身が不安定であり、変身前のタフ1は脆弱。また、≪思案≫で悪鬼を3番目にしてインスタント・ソーサリーを積み込むなんて本末転倒。それをやりたきゃ青系クロパをやりなされ。
・2マナ1/3というそこそこのボディでサイクロプスと一緒に序盤の壁となってくれる。
・激闘コンボが決まるまでの間、パーツを探すための≪思案≫≪定業≫を撃つだけで2/3アンブロのアタッカーに変身。さらに唱えれば唱えるほど打点も上がる。極端に言えば、5枚目以降の悪鬼と見てもいい。
・上記のアンブロアタックと火力呪文で、激闘コンボに要求されるインスタント・ソーサリー呪文の数が少なく済む。
他2種はまた後日うんちく垂れる予定。
そんな感じ。